Law and Penalty

（しんぞくそうとうれい）

親族間の犯罪に関する特例。
親族相盗例(親族相盗)は、刑法上の規定の一つで、親族間で発生した一部の犯罪行為またはその未遂罪については、その刑罰を免除するものである。

（みすいざい）

未遂とは、「犯罪の実行に着手してこれを遂げなかった」場合をいう。日本法においては、刑法43条に規定がある。
反対語は既遂。

（よびざい）

予備とは、一般に何かを準備すること、あるいは将来の事態に備えるため用意した何かことを指す。
刑法学においては、犯罪の一形態の一つで、実行の着手に至る前段階の状態を指す。
予備行為を犯罪とすることを予備罪という。

（みのしろきんもくてきりゃくしゅとうよびざい・刑法第228条の3）

• 法定刑 - 2年以下の懲役

（へいごうざい）

併合罪とは、刑法の罪数論上の概念であり、(1)確定裁判を経ていない2個以上の罪（刑法45条前段）、又は(2)過去に禁錮以上の刑の確定裁判があった場合、その罪とその裁判が確定する前に犯した罪（刑法45条後段）をいう。
併合罪については、各犯罪について別々に処断刑を決めるのではなく、一括して刑を量定する（刑法46条～48条）。

主刑

• 死刑 刑事施設内において、絞首


• 懲役 無期、有期懲役1ヶ月以上20年以下


• 禁錮 無期、有期懲役1ヶ月以上20年以下


• 罰金 原則1万円以上


• 拘留 1日以上30日未満


• 科料 千円以上1万円未満


• 労役場留置 罰金・科料を完納することができない者

付加刑

• 没収 一定の物件の没収


• 追徴 没収物件の全部又は一部を没収することができない場合、その価額

（こくがいはんしょばつきてい）

日本人が外国で犯罪を行った場合、または日本人が外国で犯罪の被害にあった場合、国内法で犯人を処罰できるという規定。

（きょうさ）

人をそそのかして「犯罪」を実行させること。(刑法第61条)